Design Policy
鈴木エドワード建築設計事務所(ESA)では、日本の長い歴史の中ですでに成功をおさめている、伝統的な「暮らしの知恵」のコンセプト、アイディア、ノウハウを応用し新たな建築の提案をし続けています。
特に戦後、西洋の“モダニズム”の波にのまれ、日本はそのような建築的「知恵」を残念ながら見失ってしまっていたようです。和の建築デザインの背後にある知恵、それは深い価値観に基づいたものであることに気付かず、昔ながらの生活様式や工法の良さをどこかに置き忘れてしまったのです。
ESAでは、このような過ちそして不幸を顧み、何が日本の伝統建築を成功に導いたか、その価値観をあらためて学び、そしてそのプリンシプルをより明確に表現する努力をしています。
昔に戻ることではなく、未来を見るために過去を見つめ直し、新旧にとらわれない素材、技術、そしてデザインによって正しい建築のあり方を希求しています。
次の「インターフェース:縁側(その他、伝統的な日本のかたち)から学ぶ」は、健康でサスティナブル、快適、そして幸せな家づくりに欠かせない、数ある日本の伝統的な暮らしの知恵から12の例をご紹介するとともに、基本的にESAのデザインポリシーでもあります。